コーヒーは、おしゃれ?

2012年 06月 25日

こんにちは!今週末に迫った台湾出張のため、今日更新します。

さてさて、今回はみんな大好きなコーヒーについてお届けします。

コーヒー、私も大好きで一日1杯は必ず飲んでます。

まずは「中国人とお茶の習慣」について簡単におさらいしてみましょう。

中国といえば、「中国茶」というイメージがすごく強いですよね。

中国人は、5.6歳くらいになると親に茶藝館(茶器や茶葉の専門店)に連れて行ってもらって自分の好きな茶葉を選びます。

そして、日がな1日、いつでもどこでもマイボトルにお茶を入れて飲んでいます。

オフィスや学校などでは、大きなポットが備え付けられていて無料でいつでもお湯が飲めるんですよ。

中国の調理師学校の学生が脂っこい料理を味見した口直しに烏龍茶を口に含んだり、女性は食事のときにお茶をたくさん飲んで料理に含まれている油を流して

しまうので太らないのだとか言われています。

子供には刺激が強すぎるからと、あまりお茶を飲ませない家庭もあるらしいですが^^;

次に「コーヒーと中国人」について説明します。

中国のコーヒーの歴史は、清朝末期の中国に外国文化が入ってきたことから始まります。

上海や広州など外国人が多い「租界」と呼ばれる地区には多くのコーヒーショップが建てられました。

「ミス」「ミスター」と英語風の敬称でお互いを呼び合い、たまには街中のカフェでコーヒーを楽しむことが当時の若い人の流行でした。

今と同じく、当時でもコーヒーは高級品でした。

1960年代にはコーヒーは「ブルジョア階級のもの」として批判され、ほとんど飲まれなくなりました。

1980年代、スターバックスやUCCなど外国資本のコーヒーショップが中国に入ってきて海亀派や若い人達を中心にコーヒーが飲まれるようになりました。特に、若い人にとってコーヒーは「おしゃれ」でかっこいいと思われているようです。

私も、「抹茶クリームフラペチーノ」を中国で初めて飲みました。

しかし、外資系コーヒーショップのコーヒーの値段は本国と同じ値段なので、やはり贅沢品のようです。

最近は、雲南省で「雲南コーヒー」なるものが栽培されていて諸外国に輸出されています。

中国茶の定番のお茶請けは梅や棗の蜂蜜漬けやドライフルーツなんですが、コーヒーとケーキやマフィンを一緒に食べる人は少ないようです。

♪用語解説♪

海亀派・・・留学帰り