中国の日常をご紹介

芸能人になる方法

2012年 09月 13日

こんにちは!

今回は、「中国で芸能人になる方法」について紹介します。

みなさん、誰でも一度は芸能界に入って歌手や俳優などの芸能人になることを夢見たことがありますよね?

日本では事務所のスカウトマンからのスカウトや、オーディションの合格をきっかけに芸能界に入る人が多いですよね。

では、中国ではどうでしょう?

中国の芸能事務所には、新人発掘のためのスカウトという制度がほとんどありません。

そのため、歌手や俳優志望の人は、まず中国全土の芸術学校やモデル学校などに入学してきちんとしたトレーニングを受けながら芸能界デビューを目指します。

芸術学校はコース別に「?演(映画監督)」や「表演(俳優志望)」「ダンス系」など細かく分かれています。

芸能界デビューしなかった人は、公的機関所属の芸術団に就職する人が多いです。

最近になって、やっと北京や上海などにある大手芸能事務所でスカウト制度が作られ始めたそうです。

ちなみに、日本の「女優」という単語は中国ではよくない意味があるので使いません。

女優さんは一般的に「女演?」といいます。

この先、中国全土の芸術学校からどのようなスターが現れるのでしょうか?

楽しみですね^ー^

 

 

酸梅湯で夏を乗り切ろう!!

2012年 07月 14日

こんにちは!もう夏ですね~。

40度近く気温が上がる北京の夏、北京の人々は酸梅湯という梅ジュースを飲んで猛暑を乗り切ります。

湯という字は、中国では普通「スープ」のことを指しますが、この場合は「ジュース」のことを指します。

この梅ジュースは、中国の伝統的な飲み物で千年の歴史があります。

もともと満州族のドリンクで、清朝になってから北京に入ってきました。

清代は西欧諸国との交流が盛んだった時期ですが、ソーダが中国に入ってくるよりもずっと前に既に梅ジュースが存在していたと言われています。

最初は、街中の屋台で売られていました。

売り子が大声を張り上げて「梅ジュース、梅ジュースはいかがですかー」という声を聞いた人々は、こぞって梅ジュースを買い求め、飲

み干せば・・・あら不思議!さっきまでの気だるさは消えて、すっきり爽快な気分に。

それを清代の宮廷料理人が厨房に持ち込み、宮廷料理に発展させました。

清の乾隆帝が生涯メタボリックシンドロームと無縁だったのは、実は梅ジュースと深い関係があるといわれています。

レシピは色々ありますが、どのレシピにも欠かせない材料は梅と白砂糖とサンザシの実です。

また、乾隆帝は梅ジュースを作る水にもこだわっていて絶対にミネラルウォーターを使って作らせました。

この梅ジュースは、暑気払いのほかに咳止めの効果があるといわれていて、夏が来たら学生食堂やジューススタンドで販売されています。

私も、北京や台湾でよく梅ジュースを飲んでいました。

北京のものは少し香ばしかったですが、台湾のものはさらっとしていて飲みやすくて北京のものとは違った良さがありますよ。

 

 

 

台灣と中国

2012年 07月 06日

台湾出張から帰ってきました。台湾は、暑くて暑くて暑かったです。

今回は、台湾について少し触れてみましょう。

まず、民族。中国は56種類の民族がいますが、台湾は3種類の民族しかいません。

①外省人・・・蒋介石と一緒に台湾にきたグループ

②内省人・・・①よりも後にきたグループ

③原住民・・・台湾にもともと住んでいた民族

言葉も、中国には何種類もの言葉があるのに台湾には二種類の言葉しかありません。

①台湾語

②台湾國語

台湾國語と普通話はベースは同じ北京語なんですが、やっぱり単語やいんとねーしょんがちがいますね。

特に、台湾國語は台湾語の影響が強いので大陸では「不客气」というところを「不会」といったりします。

しかし、普通語をしっかり勉強しておけば相手と台湾國語で話す分には困りません。

また、龍山寺という日本でいう浅草みたいなところに行くと日本統治時代に日本語で教育を受けたご老人たちが日本語で話していることもあります。

というわけで、まずは普通語の勉強をしっかりしましょう!

 

古代中国版「美人の条件 楊貴妃の場合」

2012年 05月 30日

こんにちは!

今回は、世界三大美女と名高い「楊貴妃」、「王昭君」、「趙飛燕」など時代別の美人について数回に分けてお届けします。

現代日本の美人の条件は、どういうものでしょうか?

価値観が色々あって、それこそ一口では言い表せませんよね。

今回は、楊貴妃についてお届けします。

楊貴妃は唐代の人物ですが、日本でもすごく有名ですよね。

楊貴妃は、もともと玄宗皇帝の息子のお妃でした。

ある日、お寺にお参りに行ったときに玄宗皇帝に見初められ、そのまま後宮に上がるのはさすがにまずいので一旦尼僧になってから後宮に上がりました。

それからというものの、玄宗皇帝は公務そっちのけで楊貴妃を愛しました。

その様子は、杜甫「長恨歌」という漢詩として今も残っています。

それから、「貴妃醉酒(楊貴妃がやけ酒を飲んで酔っ払う)」という風に京劇のテーマや料理名などにもよく使われています。

また、ライチや長安周辺にない珍しい果物を好んだという彼女のために玄宗皇帝が中国全土に早馬を走らせたことは有名ですよね。

では、玄宗皇帝を夢中にさせた楊貴妃の美貌-その価値観のベースになった唐代の美人の条件はどういうものだったのでしょうか?

まず、真っ黒くてたっぷりした量の多い髪というのはベーシックだったようです。

次に、大きくて黒目がちの目、白くて綺麗な歯、そして全体的に色白で体型はぽっちゃり型が好まれました。

楊貴妃の体からは、香水のような匂いが出ていたそうです。

最後に、まだ色々な条件がありますがなんといっても纏足をしているのが絶対条件でした。

布で足を縛り付けて無理やり足の成長を止めてしまう纏足は女性にとって大変な苦痛を伴いますが、当時の男性の価値観においては「女の人を逃さないようにするため」に重要なものでした。

先にあげた条件と楊貴妃という人物から考えるに、唐代では「癒し系」の女性が好まれたようですね。

癒し系でぽっちゃりな女性が好まれる-現代にも通じるものがあると思いませんか?

 

 

 

 

中国の携帯電話事情

2012年 05月 14日

こんにちは、今回は中国の携帯電話についてお届けします。

携帯電話・・・日本でも、小学生でも持ってるというくらい日常生活においてなくてはならないものですよね。

中国でも、固定電話の設置数よりも携帯電話を持っている人のほうが多いと聞きます。

日本では、NTT、au,softbankの三社が大手と言われていますが、中国では中国移動、中国聯通、中国電信の三社が日本のそれに匹敵するでしょう。

また、日本では携帯電話の本体を買えば自動的に番号がついてきたり、前の携帯電話の番号をそのまま持ち越せたりしますが中国では事情がちがいます。

中国では、携帯電話の本体と電話番号は別々に購入します。

お金の支払い方法は、プリペイドカードのようなものをお店で買って番号を携帯電話の本体に打ち込みます。

三ヶ月、携帯電話を使わなかったら新しい番号をまた買わなくてはいけません。

また、メールは電話の番号同士でやりとりする「ショートメール」が一般的です。

それから、日本のように携帯電話からインターネットをすること(ezwebなど)はあまり無いけれど各携帯電話に何個か無料ゲームがついています。

留学、仕事などで中国に行かれる方は現地で携帯電話を購入されたほうが安くて便利ですよ。

私も、中国で使っていた携帯電話を帰国するときに記念に持って帰って事務所に置いています。