中秋節と月にまつわる面白い話~月で,うさぎは何を作るか。
2011年 09月 05日
こんにちは!今回は、中秋節と月にまつわる面白い話についてお届けします。
まず、中秋節の習慣についてご紹介します。
旧暦8月15日に行われる中秋節は、春節や元旦節とともに中国四大節といわれています。この日は家族で食事をした後で、月餅を食べながらお月見をします。月餅は、地方によって具材が違います。作り方には広州式、北京式、蘇州式など色々あり、具材も地方によって違います。形は「家庭円満」をあらわす円形が主流です。最近、チョコレートやコーヒーなどの変わり種も登場してきています。あるアイスクリームメーカーでは、アイス月餅を販売しているとか。
また、月餅は家族や友人との間で送りあうもので、教師や会社の上司などに贈る人もいます。そのため、純金製のものや高級酒や高級茶葉がセットになったギフト用のものもあります。中には、あまりたくさんの月餅をもらい過ぎて三食とも月餅を食べ、胆石になって入院したという人もいるほどです。
月餅は高カロリー・高タンパクなので,食べ過ぎには注意しましょう。
次に、月にまつわる面白い話についてご紹介します。
月には嫦娥(じょうが)という仙女が住んでいて、西王母様という仙女の女王からもらった不老不死の薬を飲んで月に上った彼女をしのぶために地上に残された夫が月餅や彼女の好物をお供えしたということが、中秋節の始まりだといわれています。
ほかにも、朱元璋という皇帝は戦争に勝つための作戦を書いた紙を隠すのに月餅を使い、見事勝利をおさめたといわれています。
最後に、ウサギが月でとる行動は日本と中国で違います。
日本では「月でウサギがもちをついている」とよく言いますが、中国では「月でウサギが薬を作っている」と言います。不老不死の薬でも作っているのでしょうか?
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