中国の日常をご紹介

平安夜吃平安果(クリスマスイブに平安果を)

2011年 12月 26日

?こんにちは。クリスマス、どう過ごされましたか?

私は、家族でクリスマスケーキを食べました。

 今回は、中国のクリスマスについてご紹介します。

中国では、クリスマスが近づくにつれて日本と同じようにイルミネーションが街中を彩り、クリスマスケーキが売りに出されます。

若者の間では、クリスマスパーティを開いたりもします。

欧米ではクリスマスの時には七面鳥の丸焼きを食べるとされていますが、中国では北京ダックを食べます。

そんな中国のクリスマスに欠かせない必須アイテムー平安果。

実は、この平安果はリンゴなんです。

中国では、クリスマス イブにこの平安果を贈りあうことによって来年の無病息災を祈ります。

 なぜ、リンゴなのかー。

それは昔、ある街に住む学生が「平安」と「苹果」の音をかけて八百屋さんでリンゴを友人に贈ったことが始まりだと言われています。

みなさんも毎年、クリスマスにリンゴを親しい人に贈ってみてはいかがでしょうか?

きっと幸福な一年が訪れますよ。

中国のランチタイム

2011年 12月 17日

こんにちは!今回は、中国の人々のお昼ご飯・・・題して「中国のランチタイム」をお届けします。

中国人は脂っこいものを好む上に水と同じで冷たいご飯を好まないため、日本人のようにお弁当を持っていく習慣がありません。

それでも、上海など日本人や日系企業が多い都市ではコンビニで「便当」が売られています。

駅弁などもありますが、ご飯とおかず3品という非常にシンプルなものが多いです。

実は、南宋時代の「便當(=便利、好都合)」という言葉が日本の弁当の語源だといわれています。

この言葉が平安時代ごろに中国から日本に入り、なまって「べんとう」という言葉になったんですね。

 では、中国人はお昼ご飯に何を食べるのか?

①学生・・・校内に学生食堂があり、値段も5元ほどでお腹いっぱい食べられます。メニューも。トマトと卵の炒め物など豊富!

       大学によっては、イスラム教向けの食堂もあります。

      支払方法は留学生は現金で支払いますが、現地学生は「給食カード」というカードで支払います。(セブンイレブンのnanaco方式)

      ステンレス製プレートに、ご飯とおかずを3品位よそってもらいます。

      大部分の学生は、1日3食全てをここで食べます。

    中には、自分の学校より安い学生食堂がある学校を探してわざわざ食べに行くツワモノもいるとか。

②社会人・・・社内に社員食堂がある場合もありますが、街中の食堂も安くておいしいので街中の食堂で食べる人もいます。

③弁当を持っていく人・・・少数派ですが、ご飯とおかず一品だけというシンプルな弁当が多いです。

④漢民族以外の少数民族・・・その民族の料理を食べます。

 このように、同じランチタイムでも弁当を持っていく人が多い日本とは違って中国では食堂で食べる人が多いという違いがあるのが面白いですね。

全聚德で北京ダックを。

2011年 12月 09日

 こんにちは!今回は、北京ダックのルーツについてお届けします。

日本では、「北京ダック」の名前で知られていますが、中国では「北京??」といいます。

この「北京??」は、フォアグラと同じように暗いところに閉じ込めて機械で強制的にムギなどの餌を与えて太らせる「埋?」式で飼育されたアヒルを使います。

このため、孵化後50日も待たずに出荷できるといわれています。

ちなみに、中国で「詰め込み教育」を「埋?教育」という語源は、このアヒルの飼育方法がルーツになっています。

 さて、北京ダックのルーツには杭州、南京、西安、北京の4つの都市でそれぞれ違った説があり、どれが本当かは定かではありません。

しかし、西安をルーツとする話ではおよそ1000年前から既に北京ダックが食べられていたといわれています。

どの説も共通しているのは、北京ダックは宮廷から庶民に広まったということです。

あの満漢全席のメニューにも加えられていました。

 また、北京ダックは「皮だけを食べる料理」だと誤解されがちですが、骨はスープのダシに、臓物は炒め物などにして全ての部位を捨てることなく使います。

 北京には、「不到長城非好漢、不吃?鴨真遺憾(長城を見ずして男に非ず、北京ダックを食さないのは遺憾の極み)」という言葉があります。

この言葉のとおり「全聚德」という北京ダック専門のチェーン店では、連日観光客や地元の人たちがつめかけ、北京ダックでおなかを満たしています。

この店を1864年に北京近郊にある河北省出身の楊寿山という人が開いて以来、ずっと北京ダックの老舗としてその名をとどろかせてきました。最近は、全世界に支店を持つだけでなく「全聚德」の名前で商標登録もしています。

この楊寿山という人は、それまでカマドで蒸し焼きにしていた北京ダックをパリパリに焼く調理方法を考案したことで知られています。だから、全聚德の調理場のカマドにはドアが無いんですね。

 さあ、全聚德で薄く切ったアヒルの皮と肉を味噌ダレを落としたクレープに包んで食べましょう。

哇,北京??不?吃得很好吃,并且令人感到无比的口福~^-^

(北京ダックはおいしいだけでなく、口がこの上なく幸せになる。)

小肥羊

2011年 12月 01日

こんにちは!

めっきり寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

北京ではリンゴや梨がシーズンを迎え、風土病にかかるのを防ぐために女の子たちがスカートを穿かなくなります。

夏のスイカ売りは、冬には焼き芋売りになります。

家では、壁にそなえつけられている鉄製のストーブをたきます。

 さて、今回は「火鍋」についてお届けします。

火鍋には、色々な流派があります。

有名なものは「北京」「湖南」「四川」「貴州」があり、それぞれレシピが違います。

その昔、船乗りが豚の内臓に塩などを振って作ったことで広まった「重慶火鍋」は「四川流」に入ります。

また、そのルーツははっきりとわかっていません。

火鍋は唐の時代に広く普及し、元の時代では軍隊の食事として取りいられました。

また、現在愛されている「羊肉」は明の時代になってやっと具材の仲間入りを果たしました。

それから、清の時代では「満漢全席」のメニューの一つとして取りいれられて人気に火がつきました。

現在、冬になると街中の中華料理店や火鍋専門店で食べられる火鍋は半分に仕切った金属製の鍋に、白湯のようなスープとトウガラシやクコなどを入れた辛くて赤いマーラーという2種類のスープをそれぞれ入れて沸騰させ、好きな食材を入れて食べるのが主流です。

この、2種類に仕切った鍋の形から「鴛鴦火鍋」という呼び方もあります。

同時に二種類の味が味わえるのは、まさに一度で二度おいしいですね。

火鍋専門店は数多く存在しますが、「小肥羊」というチェーン店が個人的に一番おいしいと思います。

日本のしゃぶしゃぶとよく似ていますが、具材によっては煮込まなければならないものもあるので全く同じとはいえないけれど親戚だということできます。

また、火鍋には必ずといっていいほどスプライトがついてきます。

しかし、おいしいからといってあまり食べ過ぎたり、スープを飲み干してしまうと極端な話、病気になってしまうので

適度に食べましょう。

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