中国の日常をご紹介

清明節

2012年 04月 25日

こんにちは、今回は中国版「お彼岸」の清明節についてお届けします。



この清明節は、4月初旬に行われます。清明節の期間は、大型連休になりますので学校や職場はお休みになります。



中国人は、日本人と同じように先祖の墓に参ることをとても重視します。「墓=先祖のあの世でのすまい」として清明節の日にお墓参りをして一年間の家内安全をご先祖様にお祈りします。



逆にそれをしない場合は来世、人間に生まれ変わることは出来ないとされます。



清明節の日、親戚一同総出で墓参りをし、墓掃除をしたあとにお供え物を墓に備え付けられている台の上に並べて年長者から順にお祈りをします。



このとき、お供えされるものは造花やタバコ、子豚のほかに「紙製」のお金や車などです。



これは「ご先祖様が死後の世界でも不自由なく暮らせますように」という願いが込められていて、最近はiphoneなどのパソコン周辺機器もお供え物として人気だそうです。(もちろん、紙製です。)



昔は、お墓の前で紙製のお金を燃やしていましたが今はマナー向上が叫ばれているためにお金を燃やすことはありません。なんだか寂しいですね。