中国の日常をご紹介
古代中国版「美人の条件 楊貴妃の場合」
2012年 05月 30日
こんにちは!
今回は、世界三大美女と名高い「楊貴妃」、「王昭君」、「趙飛燕」など時代別の美人について数回に分けてお届けします。
現代日本の美人の条件は、どういうものでしょうか?
価値観が色々あって、それこそ一口では言い表せませんよね。
今回は、楊貴妃についてお届けします。
楊貴妃は唐代の人物ですが、日本でもすごく有名ですよね。
楊貴妃は、もともと玄宗皇帝の息子のお妃でした。
ある日、お寺にお参りに行ったときに玄宗皇帝に見初められ、そのまま後宮に上がるのはさすがにまずいので一旦尼僧になってから後宮に上がりました。
それからというものの、玄宗皇帝は公務そっちのけで楊貴妃を愛しました。
その様子は、杜甫「長恨歌」という漢詩として今も残っています。
それから、「貴妃醉酒(楊貴妃がやけ酒を飲んで酔っ払う)」という風に京劇のテーマや料理名などにもよく使われています。
また、ライチや長安周辺にない珍しい果物を好んだという彼女のために玄宗皇帝が中国全土に早馬を走らせたことは有名ですよね。
では、玄宗皇帝を夢中にさせた楊貴妃の美貌-その価値観のベースになった唐代の美人の条件はどういうものだったのでしょうか?
まず、真っ黒くてたっぷりした量の多い髪というのはベーシックだったようです。
次に、大きくて黒目がちの目、白くて綺麗な歯、そして全体的に色白で体型はぽっちゃり型が好まれました。
楊貴妃の体からは、香水のような匂いが出ていたそうです。
最後に、まだ色々な条件がありますがなんといっても纏足をしているのが絶対条件でした。
布で足を縛り付けて無理やり足の成長を止めてしまう纏足は女性にとって大変な苦痛を伴いますが、当時の男性の価値観においては「女の人を逃さないようにするため」に重要なものでした。
先にあげた条件と楊貴妃という人物から考えるに、唐代では「癒し系」の女性が好まれたようですね。
癒し系でぽっちゃりな女性が好まれる-現代にも通じるものがあると思いませんか?
中国の携帯電話事情
2012年 05月 14日
こんにちは、今回は中国の携帯電話についてお届けします。
携帯電話・・・日本でも、小学生でも持ってるというくらい日常生活においてなくてはならないものですよね。
中国でも、固定電話の設置数よりも携帯電話を持っている人のほうが多いと聞きます。
日本では、NTT、au,softbankの三社が大手と言われていますが、中国では中国移動、中国聯通、中国電信の三社が日本のそれに匹敵するでしょう。
また、日本では携帯電話の本体を買えば自動的に番号がついてきたり、前の携帯電話の番号をそのまま持ち越せたりしますが中国では事情がちがいます。
中国では、携帯電話の本体と電話番号は別々に購入します。
お金の支払い方法は、プリペイドカードのようなものをお店で買って番号を携帯電話の本体に打ち込みます。
三ヶ月、携帯電話を使わなかったら新しい番号をまた買わなくてはいけません。
また、メールは電話の番号同士でやりとりする「ショートメール」が一般的です。
それから、日本のように携帯電話からインターネットをすること(ezwebなど)はあまり無いけれど各携帯電話に何個か無料ゲームがついています。
留学、仕事などで中国に行かれる方は現地で携帯電話を購入されたほうが安くて便利ですよ。
私も、中国で使っていた携帯電話を帰国するときに記念に持って帰って事務所に置いています。