小肥羊
2011年 12月 01日
こんにちは!
めっきり寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
北京ではリンゴや梨がシーズンを迎え、風土病にかかるのを防ぐために女の子たちがスカートを穿かなくなります。
夏のスイカ売りは、冬には焼き芋売りになります。
家では、壁にそなえつけられている鉄製のストーブをたきます。
さて、今回は「火鍋」についてお届けします。
火鍋には、色々な流派があります。
有名なものは「北京」「湖南」「四川」「貴州」があり、それぞれレシピが違います。
その昔、船乗りが豚の内臓に塩などを振って作ったことで広まった「重慶火鍋」は「四川流」に入ります。
また、そのルーツははっきりとわかっていません。
火鍋は唐の時代に広く普及し、元の時代では軍隊の食事として取りいられました。
また、現在愛されている「羊肉」は明の時代になってやっと具材の仲間入りを果たしました。
それから、清の時代では「満漢全席」のメニューの一つとして取りいれられて人気に火がつきました。
現在、冬になると街中の中華料理店や火鍋専門店で食べられる火鍋は半分に仕切った金属製の鍋に、白湯のようなスープとトウガラシやクコなどを入れた辛くて赤いマーラーという2種類のスープをそれぞれ入れて沸騰させ、好きな食材を入れて食べるのが主流です。
この、2種類に仕切った鍋の形から「鴛鴦火鍋」という呼び方もあります。
同時に二種類の味が味わえるのは、まさに一度で二度おいしいですね。
火鍋専門店は数多く存在しますが、「小肥羊」というチェーン店が個人的に一番おいしいと思います。
日本のしゃぶしゃぶとよく似ていますが、具材によっては煮込まなければならないものもあるので全く同じとはいえないけれど親戚だということできます。
また、火鍋には必ずといっていいほどスプライトがついてきます。
しかし、おいしいからといってあまり食べ過ぎたり、スープを飲み干してしまうと極端な話、病気になってしまうので
適度に食べましょう。
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